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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻12号

2018年12月発行

文献概要

特集 こんなときこそ漢方を! 【スキルアップ! 漢方Tips】

漢方薬の飲み方のコツと注意点

著者: 岡部竜吾1

所属機関: 1伊那市国保美和診療所

ページ範囲:P.1658 - P.1658

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 元来、漢方薬は複数の生薬(植物・動物・鉱物など)を煎じたり、粉末状にして服用されてきた。現在の医療用漢方エキス製剤は、患者のアドヒアランスを向上させるため、煎じ薬を乾燥させエキスを抽出し、乳糖などの賦形剤を加え粉末にしたものである。コーヒーに例えると、豆から挽いたドリップコーヒーが煎じ薬に、インスタントコーヒー粉末がエキス製剤に相当する。インスタントコーヒーは湯に溶いて飲むが、漢方薬も同様に考えるとよい。漢方薬には香りや味により効果を発揮するものがあり、エキス剤を100〜200mLの湯に溶いて飲むと香りや吸収が高まり、薬の効果も高まることがある。また、身体を温め発汗などさせたいときは熱湯に溶いて服用し、身体を冷やしたい場合は冷服させる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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