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発熱+皮疹
著者: 寺澤佳洋12
所属機関: 1藤田医科大学 地域医療学寄附講座 2豊田地域医療センター 総合診療科
ページ範囲:P.1685 - P.1686
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患者:3歳、男児。
現病歴:6日前に発熱(38.5℃)や咽頭痛を認め、5日前にかかりつけ小児科を受診した。「かぜであろう」ということで、アセトアミノフェン内服のみで様子をみていた。2日前から体幹皮膚の発赤を認め、今朝から食事摂取量が減り、薬がなくなったため3連休の初日に休日診療所を訪れた。保育施設にて感冒が流行している。定期予防接種は、すべて行っている。
身体所見:おもちゃで遊んでいるが、どことなく元気がない。呼吸数28回/分、体温37.8℃、脈拍数130回/分。爪毛細血管再充満時間<2秒。全身に膨隆を伴わない淡い紅斑が散在し、図1のように一部発赤が強かった。両側眼球結膜に充血を認めた。咽頭は、拒否があり観察できなかった。頸部リンパ筋腫脹を認める。心音・呼吸音に目立った異常を認めない。腹部触診では腫瘤を触れず、痛がる様子はない。指趾に異常を認めない。
患者:3歳、男児。
現病歴:6日前に発熱(38.5℃)や咽頭痛を認め、5日前にかかりつけ小児科を受診した。「かぜであろう」ということで、アセトアミノフェン内服のみで様子をみていた。2日前から体幹皮膚の発赤を認め、今朝から食事摂取量が減り、薬がなくなったため3連休の初日に休日診療所を訪れた。保育施設にて感冒が流行している。定期予防接種は、すべて行っている。
身体所見:おもちゃで遊んでいるが、どことなく元気がない。呼吸数28回/分、体温37.8℃、脈拍数130回/分。爪毛細血管再充満時間<2秒。全身に膨隆を伴わない淡い紅斑が散在し、図1のように一部発赤が強かった。両側眼球結膜に充血を認めた。咽頭は、拒否があり観察できなかった。頸部リンパ筋腫脹を認める。心音・呼吸音に目立った異常を認めない。腹部触診では腫瘤を触れず、痛がる様子はない。指趾に異常を認めない。
参考文献
1)川崎病(MCLS,小児急性熱性皮膚粘膜リンパ節症候群)診断の手引き(厚生労働省川崎病研究班作成改訂5版).http://www.jskd.jp/info/pdf/tebiki.pdf
2)日本小児循環器学会:川崎病急性期治療のガイドライン(平成24年改訂版).http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/kawasaki/kawasakiguideline2012.pdf
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