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ジェネラリスト漢方Basics|東西2つの視点でアプローチ・2
「胃もたれに六君子湯はよく効いたんだけれど…」—漢方にできること、できないこと
著者: 岡部竜吾1
所属機関: 1伊那市国保美和診療所
ページ範囲:P.244 - P.246
文献購入ページに移動 漢方を使い始めると、“ビギナーズラック”なのか、漢方薬がよく効いてしまう場面に遭遇する。ともすると「漢方ってよく効くなあ」と感心して、思考が停止してしまう危険性がある。しかし、漢方がよく効いた時こそしっかり立ち止まり、診療を見直す必要がある。
参考文献
1)Fuccio L, et al : Meta-analysis ; Can Helicobacter pylori eradication treatment reduce the risk for gastric cancer? Ann Intern Med 151(2) : 121-128, 2009. PMID 19620164
2)Ford AC, et al : Helicobacter pylori eradication therapy to prevent gastric cancer in healthy asymptomatic infected individuals ; systematic review and meta-analysis of randomised controlled trials. BMJ, 2014 doi: 10.1136/bmj.g3174, PMID 24846275
3)原澤茂,他:運動不全型の上腹部愁訴 (dysmotility-like dyspepsia) に 対する TJ-43 六君子湯の多施設共同市販後臨床試験─二重盲検群間比較法による検討.医学のあゆみ 187 : 207-229, 1998.
4)岡部竜吾,他:東西両医学における自覚症状と身体所見の評価.佐藤弘(編):からだの科学(増刊)これからの漢方医学.pp72-76,日本評論社,2003.
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