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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻3号

2018年03月発行

文献概要

特集 糖尿病のリアル—現場の「困った!」にとことん答えます。 糖尿病リアルQ&A

—Q4 生活指導—「診療の合間に医師ができる現実的な食事療法・運動療法の指導のコツは?」

著者: 坂根直樹1

所属機関: 1国立病院機構 京都医療センター 臨床研究センター 予防医学研究室

ページ範囲:P.337 - P.340

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食事指導の“リアル”
Case1
患者:54歳、女性。肥満を伴う2型糖尿病。
現病歴:20歳頃には体重52kg前後であったが、3人の子どもを産むごとに体重が増えてきたという。現在、体重は70kgでBMIは28.8kg/m2(身長156cm)。最近、血糖コントロールもHbA1c 8%前後と不良気味である。年末年始になると、体重がさらに増加し、血糖コントロールも悪化する。しかし、本人は「そんなに食べていない」と訴える。カロリー計算をさせようと思うが、“面倒くさがりや”のようである。さらに、膝の痛みがあり、歩く量も少なくなっているようである。

参考文献

1)坂根直樹,佐野喜子:質問力でみがく保健指導—特定健診・特定保健指導従事者必携.中央法規出版,2008.
2)坂根直樹,山内恵子:ポーションコントロールダイエット—簡単これならできる! メタボ改善血糖改善 透析予防.東京法規出版,2017.
3)坂根直樹:クイズでわかる保健指導のエビデンス50.中央法規出版,2013.
4)坂根直樹:糖尿病・脳卒中・心臓病から身を守るために—知ろう防ごう 血糖値スパイク(食後高血糖).東京法規出版,2017.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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