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特集 感染症外来診療「賢医の選択」—検査・経口薬・ワクチンをどう使えばいいんですか? 【感染症関連検査のChoosing Wisely—白血球とCRPを越えて】
皮膚開放創および褥瘡のスワブ培養
著者: 本田仁1
所属機関: 1東京都立多摩総合医療センター感染症科
ページ範囲:P.488 - P.490
文献購入ページに移動Pitfall Case1
患者:61歳、男性。
既病歴:コントロール不良の糖尿病がある。
現病歴:3カ月前に靴擦れが生じ、その部位の皮膚が治らないということで受診。すでに潰瘍化している状況で、創部には壊死組織を伴っていた。本人のバイタルサインは問題なく、発熱はなく、血圧・脈拍数・呼吸数も安定している。主治医は創部からの培養を採取し、ピペラシリン・タゾバクタムの抗菌薬治療を開始した。
患者:61歳、男性。
既病歴:コントロール不良の糖尿病がある。
現病歴:3カ月前に靴擦れが生じ、その部位の皮膚が治らないということで受診。すでに潰瘍化している状況で、創部には壊死組織を伴っていた。本人のバイタルサインは問題なく、発熱はなく、血圧・脈拍数・呼吸数も安定している。主治医は創部からの培養を採取し、ピペラシリン・タゾバクタムの抗菌薬治療を開始した。
参考文献
1)Chakraborti C, et al : Sensitivity of superficial cultures in lower extremity wounds. J Hosp Med 5(7) : 415-420, 2010. PMID 20845440
2)Lipsky BA, et al : 2012 Infectious Diseases Society of America clinical practice guideline for the diagnosis and treatment of diabetic foot infections. Clin Infect Dis 54(12) : e132-e173, 2012. PMID 22619242
3)Stotts NA, et al : Pressure ulcers ; managing bacterial colonization and infection. Clin Geriatr Med 13(3) : 565-573, 1997. PMID 9227945
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