文献詳細
文献概要
#総合診療
#書評:病歴と身体所見の診断学—検査なしでここまでわかる
著者: 中西重清1
所属機関: 1中西内科
ページ範囲:P.564 - P.564
文献購入ページに移動 クリニックの外来に備えておくべき必読書が出版された。これを読破し目の前の患者さんに応用すれば、日常診療のコモンな症候に対して、検査なしで診断に迫れます。開業医も高齢化が進んでおり、読みやすい(文字が大きい)、わかりやすい、患者さんに簡単に応用できる臨床本が必要です。
ある症候に遭遇した際に、診断の肝である「病歴」を聴取し「身体診察」を行い、陽性/陰性所見を数値化し、それを合算して、診断の“確からしさ”を導き出します。数値が高ければ、診断の確からしさ(検査後確率)が高まり、「検査」は確認するだけの作業になります。検査偏重の自分から脱却できるかもしれません。たとえば、熱があるから条件反射的にインフルエンザ迅速検査、CRP検査を行う必要がなくなり、疾患の確率を考えて検査する医師に変貌できます。
ある症候に遭遇した際に、診断の肝である「病歴」を聴取し「身体診察」を行い、陽性/陰性所見を数値化し、それを合算して、診断の“確からしさ”を導き出します。数値が高ければ、診断の確からしさ(検査後確率)が高まり、「検査」は確認するだけの作業になります。検査偏重の自分から脱却できるかもしれません。たとえば、熱があるから条件反射的にインフルエンザ迅速検査、CRP検査を行う必要がなくなり、疾患の確率を考えて検査する医師に変貌できます。
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