文献詳細
文献概要
みるトレ Special・17
イヌ・ネコ咬傷後のショック!
著者: 笠原敬1
所属機関: 1奈良県立医科大学 感染症センター
ページ範囲:P.717 - P.720
文献購入ページに移動患者:70歳代、男性。
主訴:腕の疼痛、発熱、意識障害。
現病歴:4日前に腕を隣家の犬に咬まれたが、病院嫌いのため、自宅で自分で消毒して経過観察していた(図1)。昨日から37℃の発熱を認め、今朝から朦朧としているため、家族が救急車を要請した。第3病日に、入院時に採取した血液培養が陽性になった。グラム染色写真を示す(図2)。
身体所見:意識GCS(Glasgow Coma Scale)E3V4M4、血圧96/68mmHg、心拍数112回/分・整、体温38.9℃、呼吸数24回/分、SpO2 94%(室内気)。
血液検査:WBC 14,800/μL(Stab 18%、Seg 80%、Lym 2%)、CRP 18.5mg/dL。
主訴:腕の疼痛、発熱、意識障害。
現病歴:4日前に腕を隣家の犬に咬まれたが、病院嫌いのため、自宅で自分で消毒して経過観察していた(図1)。昨日から37℃の発熱を認め、今朝から朦朧としているため、家族が救急車を要請した。第3病日に、入院時に採取した血液培養が陽性になった。グラム染色写真を示す(図2)。
身体所見:意識GCS(Glasgow Coma Scale)E3V4M4、血圧96/68mmHg、心拍数112回/分・整、体温38.9℃、呼吸数24回/分、SpO2 94%(室内気)。
血液検査:WBC 14,800/μL(Stab 18%、Seg 80%、Lym 2%)、CRP 18.5mg/dL。
参考文献
1)Hästbacka J, et al:Capnocytophaga canimorsus bacteremia;clinical features and outcomes from a Helsinki ICU cohort. Acta Anaesthesiol Scand 60(10) : 1437-1443, 2016. PMID 27251795
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