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文献詳細

雑誌文献

総合診療28巻6号

2018年06月発行

文献概要

みるトレ Special・18

結膜感染のおそれもあります。

著者: 忽那賢志1

所属機関: 1国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室

ページ範囲:P.823 - P.826

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患者:30代、男性。
主訴:排尿時痛、尿道からの排膿。
現病歴:3日前から、排尿時痛と尿道から黄色の膿が出るようになったため来院した。
社会歴:会社員。毎週のように都内繁華街の風俗店に出かけているとのこと。風俗店の性サービスは、オーラルセックスのみとのことだが、その際にコンドームは使用していない。
既往歴:クラミジア性尿道炎。
身体所見:陰茎をしごいたところ、図1のように尿道から排膿が観察された。
検査所見:尿道分泌物のグラム染色を行ったところ、図2のような所見が得られた。

参考文献

1)Fifer H, et al : Failure of dual antimicrobial therapy in treatment of gonorrhea. N Engl J Med 374(25) : 2504-2506, 2016. PMID 27332921
2)Workowski KA, et al : Sexually Transmitted Diseases Treatment Guidelines. Centers for Disease Control and Prevention, 2015.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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