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ジェネラリスト漢方Basics|東西2つの視点でアプローチ・6
何言ってるのか、よくわからない! これってMUS?—身体をめぐる気・血・水
著者: 岡部竜吾1
所属機関: 1伊那市国保美和診療所
ページ範囲:P.856 - P.858
文献購入ページに移動 適切な診察や検査を行ったつもりでも、症状の原因や病態を、生物医学的には説明できないことがある。「重大な疾患の未分化な身体症状をみているのではないか?」「精神疾患の身体症状をみているのでは?」「自分の能力が未熟なため診断ができないのか?」などと不安になり、中腰で耐えることが辛くなる。そのような患者の一部において、漢方的観点から話を聞くことで、「なるほど」と納得ができ、対処法が見つかることがある。
参考文献
1)飯島克己:開業医療の新パラダイム[人生の旅モデル].日本医事新報社,2004. 〈「説明困難な身体症状に挑む」の章は,生物心理社会的モデルの理解にとても役に立つ.プライマリ・ケアの実際について,わかりやすく記述されている〉
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