文献詳細
文献概要
特集 この薬だけは押さえておきたい! 総合診療医のためのSpecialist Drug 40 専門医から「落ち着いたので、そちら(外来・在宅)で診てください」となりやすい疾患群の薬
34)肺結核|ピラマイド®(ピラジナミド)
著者: 金子惇1
所属機関: 1浜松医科大学 地域家庭医療学
ページ範囲:P.938 - P.938
文献購入ページに移動結核の標準治療薬の1つであり、日本においてはリファンピシン、イソニアジド、エタンブトール(もしくはストレプトマイシン)の3剤とともに「4剤」で2カ月間治療し、その後リファンピシンとイソニアジドの2剤で4カ月継続する治療が第一選択とされることが多い。プライマリ・ケアにおいては、他の抗結核薬と同様に「診断を受けたあとの処方を継続する」というシチュエーションが多い。
参考文献
1)Sharma SK, et al : Safety of 3 different reintroduction regimens of antituberculosis drugs after development of antituberculosis treatment-induced hepatotoxicity. Clin Infect Dis 50(6) : 833-839, 2010. PMID 20156055
2)日本結核病学会:結核診療ガイドライン.南江堂,2015.
掲載誌情報