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特集 教えて検索!—膨大な医学情報を吟味・整理するスキル 【我学ぶ故に我あり! 効果的な継続学習法】
CME編—「生涯学習」の重要性と習慣化
著者: 長野広之1
所属機関: 1洛和会丸太町病院 救急・総合診療科
ページ範囲:P.50 - P.54
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CME(continuous medical education)とは、日本語でいうと「医師生涯教育」や「生涯教育プログラム」となる。医師として質の高い医療を継続していくために知識・技能・態度を維持し高めていく、つまり生涯にわたって研さんしていくことである1)。
多くの国で医師には生涯教育制度の履修が義務化されているが2)、日本には日本医師会生涯教育制度や内科学会のセルフトレーニング問題などがあるのみで、個人の自主的な努力によるところが大きい。本稿では、筆者自身の日々のCMEを中心として各種の勉強方法を紹介する。読者のみなさんの「生涯学習」に役立てていただければと思う。
CME(continuous medical education)とは、日本語でいうと「医師生涯教育」や「生涯教育プログラム」となる。医師として質の高い医療を継続していくために知識・技能・態度を維持し高めていく、つまり生涯にわたって研さんしていくことである1)。
多くの国で医師には生涯教育制度の履修が義務化されているが2)、日本には日本医師会生涯教育制度や内科学会のセルフトレーニング問題などがあるのみで、個人の自主的な努力によるところが大きい。本稿では、筆者自身の日々のCMEを中心として各種の勉強方法を紹介する。読者のみなさんの「生涯学習」に役立てていただければと思う。
参考文献
1)Davis N, et al : Continuing medical education ; AMEE Education Guide No 35. Med Teach 30(7) : 652-666, 2008. PMID 18777424
2)田中丈夫,他:医師の生涯教育制度—世界の潮流.医学教育42(4) : 239-242, 2011.
3)Densen P : Challenges and opportunities facing medical education. Trans Am Clin Climatol Assoc 122 : 48-58, 2011. PMID 21686208
4)Wilson DJ, et al : Medical students;how much science education is needed? Med Sci Educ 26(3) : 403-406, 2016.
5)Kethireddy S, et al:Culture-negative septic shock compared with culture-positive septic shock;a retrospective cohort study. Crit Care Med 46(4) : 506-512, 2018. PMID 29293143
6)上田剛士:ジェネラリストのための内科診断リファレンス—エビデンスに基づく究極の診断学をめざして.医学書院,2014.
7)高岸勝繁:代謝・内分泌関連;入院患者の「血糖コントロール」—月100文献を臨床に役立てる2段階式まとめ.総合診療 26(10):842-847, 2016.
8)佐藤健太:RSSを活用して効率よく,そして楽しく情報を収集・整理する—「英語論文」を例に.総合診療 26(10):863-868, 2016.
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