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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻10号

2019年10月発行

文献概要

特集 教えて!医師のためのビジネス・スキル 【組織マネジメント 臨床マネジメントQ&A】

Q3 院内で、ある医師の行動が「チームの和を乱す」「自分でどんどん決めてしまう」など問題が指摘されています。どうしたらよいでしょうか?

著者: 柏木秀行1 井村洋2

所属機関: 1飯塚病院 連携医療・緩和ケア科 2飯塚病院 総合診療科

ページ範囲:P.1189 - P.1191

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 良い悪いは別として、医療現場や各職種に対する医師の影響力は大きい。その範囲とパワーは、医師自身が想定している以上であり、知らず知らずのうちに重大な結果を生み出していることを経験する。対して、診療科部長の各医師に対する影響力は、小さいとは言わないが、すべての所属医師に「右向け、右!」ができるほどの影響力は、有していないことが多い。また一方で、本稿のタイトルQ3に示されたような医師が、多くの入院患者を担当しており、往々にして「仕事をさばける医師(やつ)」であることが多いため、頭が痛い。
 そのような苦しい状況のなかで、本稿では、タイトルのQ3と同様の行動をとる医師に対して、どのようなマネジメントを行えばよいのかを考えてみる。

参考文献

1)Eric SH, et al : Practical Guide to the Evaluation of Clinical Competence E-Book(English Edition)2nd ed, Kindle版.Elsevier, 2017.
2)DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編・訳):ケース・スタディ「問題社員」の管理術.ダイヤモンド社,2005. https://www.amazon.co.jp/ケーススタディ-「問題社員」の管理術-Harvard-Business-Anthology/dp/447836091X

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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