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特集 教えて!医師のためのビジネス・スキル 【組織マネジメント】
「研修医の働き方改革」の実践例
著者: 長崎一哉12
所属機関: 1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 2水戸協同病院 総合診療科
ページ範囲:P.1210 - P.1212
文献購入ページに移動研修医は「労働者」「学習者」「医療従事者」という3つの側面を持っていますが、近年では自殺やうつなどの労働災害が注目されています。平成28年度に厚生労働省が実施した全国調査において、研修医の時間外労働は平均80時間を超えていると報告されました1)。長時間労働は労働災害だけでなく、医療過誤や教育の質の低下に関連しており、長時間労働を改善することは、研修プログラムの質の改善につながります。
水戸協同病院は2009年に発足した筑波大学附属水戸地域医療教育センターを有する、ホスピタリストチーム制による病棟管理を特徴とする教育病院です。当院においても研修医の長時間労働が問題となり、「研修医の働き方改革」に取り組み始めています。
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