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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻10号

2019年10月発行

文献概要

特集 教えて!医師のためのビジネス・スキル 【組織マネジメント】

「研修医の働き方改革」の実践例

著者: 長崎一哉12

所属機関: 1筑波大学附属病院水戸地域医療教育センター 2水戸協同病院 総合診療科

ページ範囲:P.1210 - P.1212

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なぜ「研修医の働き方改革」なのか?
 研修医は「労働者」「学習者」「医療従事者」という3つの側面を持っていますが、近年では自殺やうつなどの労働災害が注目されています。平成28年度に厚生労働省が実施した全国調査において、研修医の時間外労働は平均80時間を超えていると報告されました1)。長時間労働は労働災害だけでなく、医療過誤や教育の質の低下に関連しており、長時間労働を改善することは、研修プログラムの質の改善につながります。
 水戸協同病院は2009年に発足した筑波大学附属水戸地域医療教育センターを有する、ホスピタリストチーム制による病棟管理を特徴とする教育病院です。当院においても研修医の長時間労働が問題となり、「研修医の働き方改革」に取り組み始めています。

参考文献

1)厚生労働省:医師の勤務実態及び働き方の意向等に関する調査.2017. https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000161146.pdf
2)長崎一哉:研修の質を保ち,いかに時間外労働を減らすか;チーフレジデント主体で実践する研修医の働き方改革.週刊医学界新聞3292,2018. http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03292_03
3)JACRA OFFICIAL WEBSITE. https://jacra-med.org

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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