文献詳細
文献概要
特集 教えて!医師のためのビジネス・スキル 【キャリア・マネジメント】
高齢医師のサバイバル・スキル
著者: 中西重清1
所属機関: 1中西内科
ページ範囲:P.1227 - P.1229
文献購入ページに移動はじめに 開業医としての立場で
私は今69歳で、本稿では、現在まで私なり行ってきた「高齢医師のサバイバル・スキル」についてお話します。
1991年(40歳の時)に、私は呼吸器専門医として片田舎で開業しましたが、恩人と妻の勧めで、今で言う「総合診療」をぼんやりと目指していました。外来には病院勤務時代と同様に、内科全般の患者さんが来院しました。呼吸器疾患だけを診ている訳にはいかず、外傷、外科疾患、整形外科、皮膚科、呼吸器以外の内科疾患などの勉強が必要でした。ちょうどその頃、田坂佳千先生(広島市の開業医)と出会い、インターネットや電子カルテを共に学びました。彼の立ち上げたTFC(Total Family Careの略)を紹介され、メーリングリストで、「総合診療とは何か」を学んだ次第です。その後、2007年に田坂先生は急逝されましたが、彼の遺志を引き継ぐべく、私は“万年研修医”として、「開業医は、どう学べばよいか?」を模索することになりました。
私は今69歳で、本稿では、現在まで私なり行ってきた「高齢医師のサバイバル・スキル」についてお話します。
1991年(40歳の時)に、私は呼吸器専門医として片田舎で開業しましたが、恩人と妻の勧めで、今で言う「総合診療」をぼんやりと目指していました。外来には病院勤務時代と同様に、内科全般の患者さんが来院しました。呼吸器疾患だけを診ている訳にはいかず、外傷、外科疾患、整形外科、皮膚科、呼吸器以外の内科疾患などの勉強が必要でした。ちょうどその頃、田坂佳千先生(広島市の開業医)と出会い、インターネットや電子カルテを共に学びました。彼の立ち上げたTFC(Total Family Careの略)を紹介され、メーリングリストで、「総合診療とは何か」を学んだ次第です。その後、2007年に田坂先生は急逝されましたが、彼の遺志を引き継ぐべく、私は“万年研修医”として、「開業医は、どう学べばよいか?」を模索することになりました。
参考文献
1)生坂政臣:見逃し症例から学ぶ日常診療のピットフォール.医学書院,2003.
掲載誌情報