文献詳細
文献概要
Editorial
臨床写真で臨床の世界をより深く広く!!
著者: 忽那賢志1
所属機関: 1国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室
ページ範囲:P.1299 - P.1299
文献購入ページに移動 レアな疾患の診断は非常に難しい。なぜなら、レアだからである。これまでに診たことがない疾患は、医師の中にその疾患のイメージがないため、鑑別診断として疾患を想起することができず、診断につなげることができない。
その解決策の1つとして、疾患のイメージを共有することがあげられる。レアな疾患の症例が、どういった病歴で受診し、どのような身体所見があり、どのような検査所見を呈するのか。そのイメージを、科内あるいは研修医の同期たちと共有することで、共有された医師は次から、初めて診る疾患でも鑑別診断にあげ、診断につなげることができるかもしれない。各地域で開催されている症例カンファレンスの醍醐味の1つも、このレアな疾患の情報共有にある。
その解決策の1つとして、疾患のイメージを共有することがあげられる。レアな疾患の症例が、どういった病歴で受診し、どのような身体所見があり、どのような検査所見を呈するのか。そのイメージを、科内あるいは研修医の同期たちと共有することで、共有された医師は次から、初めて診る疾患でも鑑別診断にあげ、診断につなげることができるかもしれない。各地域で開催されている症例カンファレンスの醍醐味の1つも、このレアな疾患の情報共有にある。
参考文献
1)日本臨床写真学会:第1回日本臨床写真学会学術集会開催.GM Group Dynamics, 総合診療 29(1):1, 2019.
掲載誌情報