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文献概要
特集 困っている“あなた”に届く 認知症診療 【総論】
認知症診療—「医学モデル」からの脱却を
著者: 上田諭1
所属機関: 1東京医療学院大学保健医療学部リハビリテーション学科
ページ範囲:P.1448 - P.1450
文献購入ページに移動何を「治そうとする」のか?
認知症を診る時、私たちは何を「治そうとする」ことが必要なのだろうか? 言い換えれば、治療目標は何か?
認知症を悪くしない。少しでも良くするように努力する。また、怒りっぽいとか暴言などの行動・心理症状(BPSD : behavioral and psychological symptoms of dementia)を、なんとか抑え込もうとすることであろうか。これは従来の「医学モデル」に則った態度である。通常の内科・外科疾患ならば、これでよい。あるいは精神科的問題でも、うつや不安や不眠ならこれでよい。
認知症を診る時、私たちは何を「治そうとする」ことが必要なのだろうか? 言い換えれば、治療目標は何か?
認知症を悪くしない。少しでも良くするように努力する。また、怒りっぽいとか暴言などの行動・心理症状(BPSD : behavioral and psychological symptoms of dementia)を、なんとか抑え込もうとすることであろうか。これは従来の「医学モデル」に則った態度である。通常の内科・外科疾患ならば、これでよい。あるいは精神科的問題でも、うつや不安や不眠ならこれでよい。
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