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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻12号

2019年12月発行

文献概要

特集 困っている“あなた”に届く 認知症診療 【コラム 認知症診療トピックス】

❼認知症の早期発見と今後の展望

著者: 新井平伊1

所属機関: 1アルツクリニック東京

ページ範囲:P.1513 - P.1515

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 早期発見には2つの意味がある。1つは、治療可能な認知症疾患を見つけること、これは回復が望める。もう1つは、進行性神経変性疾患を見つけること、これは発症を遅らせる可能性がある。本稿では、認知症疾患の6割以上を占めるAlzheimer病(AD)に対して、今何ができて期待できるのか、概説したい。
 まず、ADの原因はまだ不明であり、一方でアミロイドβ蛋白(Aβ)が神経細胞変性にとって防御反応の可能性も否定できないが、少なくとも病的過程初期にAβの代謝異常があることは確かである。そして、アミロイドPETにより、その脳内Aβの集積を検出できるようになったことも重要なポイントとなる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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