文献詳細
文献概要
特集 意外な中毒、思わぬ依存、知っておきたい副作用—一般外来で!OTCも処方薬も! 【コラム】
キノコ毒とフグ毒の症状、言えますか?
著者: 高岸勝繁1
所属機関: 1京都岡本記念病院総合診療科
ページ範囲:P.190 - P.191
文献購入ページに移動 本特集では、OTC薬剤による中毒症やカフェイン中毒、アルコール中毒など身近にある薬物による中毒症をテーマとしていますが、自然毒による中毒症の知識も重要です。
日本国内で1989〜2010年に発生した自然毒による食中毒で最も多いのは、キノコ毒、次いでフグ毒でした(死亡率が高いのはフグ中毒で、3.4%)1)。
日本国内で1989〜2010年に発生した自然毒による食中毒で最も多いのは、キノコ毒、次いでフグ毒でした(死亡率が高いのはフグ中毒で、3.4%)1)。
参考文献
1)登田美桜,他:わが国における自然毒による食中毒事例の傾向(平成元年〜22年).食衛誌 53(2) : 105-120, 2012.
2)横山和正:毒きのこデータベース. https://toadstool.jimdo.com (URLは2018年11月16日閲覧)
3)Diaz JH : Syndromic diagnosis and management of confirmed mushroom poisonings. Crit Care Med 33(2) : 427-436, 2005. PMID 15699849
4)Ward J, et al : Amatoxin poisoning ; case reports and review of current therapies. J Emerg Med 44(1) : 116-121, 2013. PMID 22555054
5)日本中毒情報センター(編):症例で学ぶ中毒事故とその対策.p268,じほう,2000.
掲載誌情報