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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻2号

2019年02月発行

文献概要

みるトレ Special・26

喀痰培養は陰性でした。

著者: 笠原敬1

所属機関: 1奈良県立医科大学感染症センター

ページ範囲:P.205 - P.208

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 あなたは、300床の臨床研修指定病院の総合内科の医長である。
 患者は、長期療養施設入所中の80歳代男性で、数日前に食事中に嘔吐し、その後元気がなかったが、食事を一切受けつけなくなり、SpO2も80%台に低下しているとのことで来院した。来院時の胸部X線で肺炎像を認めたため、喀痰を採取後、抗菌薬を開始した。
 本日、喀痰の培養結果が判明し、研修医が「先生、喀痰の培養結果が出ましたけど、陰性でした」と報告してきた。喀痰の一般細菌検査結果を図1に示す。

参考文献

1)金坂伊須萌,他:歯性感染症から分離したPrevotella属が産生するβ-lactamaseとceftriaxone耐性に関する検討.歯薬療法34(3):100-105, 2015.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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