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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31 【慢性期外来 心不全】

Q12 むくみ:「ループ利尿薬」が効かなくなったら?

著者: 土肥薫1

所属機関: 1三重大学医学部附属病院 循環器内科

ページ範囲:P.277 - P.277

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経口ループ利尿薬の増量でもむくみが改善しない場合、フロセミド20〜40mgを「静脈投与」し、無効であれば入院のうえ引き続き「トルバプタン」の内服を開始する。組織低灌流所見があれば、「強心薬」の投与も行う。

参考文献

1)日本循環器学会,日本心不全学会,他:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018.
2)Kinugawa K, et al : Novel risk score efficiently prevents tolvaptan-induced hypernatremic events in patients with heart failure. Circ J 82(5) : 1344-1350, 2018. PMID 29607892
3)Thibodeau JT, et al : The role of the clinical examination in patients with heart failure. JACC Heart Fail 6(7) : 543-551, 2018. PMID 29885957
4)日本心不全学会予防委員会:血中BNPやNT-proBNP値を用いた心不全診療の留意点について. http://www.asas.or.jp/jhfs/topics/bnp201300403.html

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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