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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31 【慢性期外来 心不全】

Q13 「BNP値」は、どう活用する?

著者: 高岡慶光1 水野篤1

所属機関: 1聖路加国際病院 循環器内科

ページ範囲:P.278 - P.278

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BNPは、心不全のバイオマーカーのなかでは、他に類のない圧倒的な存在である。心不全の診断の一助となり、重症度や予後予測も評価できる万能な指標となる。しかし、あくまで補助的なマーカーであるため、身体所見やその他の検査との総合判断で心不全診療を行うことが重要である。

参考文献

1)日本循環器学会,日本心不全学会,他:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018.
2)Kawai M, et al : Determination of the B-type natriuretic peptide level as a criterion for abnormalities in Japanese individuals in routine clinical practice ; the J-ABS Multi-Center Study(Japan Abnormal BNP Standard). Intern Med 52(2) : 171-177, 2013. PMID 23318845
3)Taylor KS, et al : Diagnostic accuracy of point-of-care natriuretic peptide testing for chronic heart failure in ambulatory care ; systematic review and meta-analysis. BMJ 361 : k1450, 2018. PMID 29785952

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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