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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31 【慢性期外来 弁膜症・血管疾患】

Q19 「超高齢者」の大動脈弁狭窄、どうすればいい?

著者: 鎌田太郎1 平岡栄治1

所属機関: 1東京ベイ・浦安市川医療センター 総合内科

ページ範囲:P.287 - P.287

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日本循環器学会ガイドライン1,2)によると、class Ⅰの手術適応は、有症状高度大動脈弁狭窄症(aortic stenosis:AS)、無症状高度ASでも他の胸部心血管手術(冠動脈、大血管、他の弁膜症)を行う時や左室駆出率(EF)≦50%の場合である1)。手術には、「外科的大動脈弁置換術(SAVR)」「経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVR)」がある。SAVRのリスクが高い場合は、TAVRが考慮される。

参考文献

1)日本循環器学会,他:弁膜疾患の非薬物治療に関するガイドライン(2012年改訂版),2012.
2)日本循環器学会,他:2014年版先天性心疾患,心臓大血管の構造的疾患(structural heart disease)に対するカテーテル治療のガイドライン.2014.
3)Nishimura RA, et al : 2014 AHA/ACC guideline for the management of patients with valvular heart disease ; a report of the American College of Cardiology/American Heart Association Task Force on Practice Guidelines. J Am Coll Cardiol 63(22) : e57-e185, 2014. PMID 24603191
4)日本心不全学会ガイドライン委員会(編):高齢心不全患者の治療に関するステートメント.日本心不全学会,2016. http://www.asas.or.jp/jhfs/pdf/Statement_HeartFailurel.pdf

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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