icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻3号

2019年03月発行

文献概要

特集 —あなたのギモンに答えます!—循環器診療のハードルを下げるQ&A31 【高齢者・在宅患者 心不全】

Q29 「栄養状態」をどう評価し、どう補充する?

著者: 鬼村優一1 弓野大1

所属機関: 1ゆみのハートクリニック

ページ範囲:P.308 - P.309

文献購入ページに移動
心不全患者の場合、塩分の過剰摂取が体液貯留を助長することは言うまでもないが、高齢者では、画一的に「塩分制限」を行うことで食欲の低下を引き起こし、食事摂取量の低下から栄養障害をかえって助長する可能性もある。そのため、適切な「うっ血評価」を行いながら栄養摂取を促していくことが望ましい。

参考文献

1)日本心不全学会ガイドライン委員会(編):心不全患者における栄養評価・管理に関するステートメント.2018. http://www.asas.or.jp/jhfs/pdf/statement20181012.pdf
2)日本循環器学会,日本心不全学会,他:急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版).2018.
3)Rubenstein LZ, et al:Screening for undernutrition in geriatric practice;developing the short-form mini-nutritional assessment (MNA-SF). J Gerontol A Biol Sci Med Sci 56(6) : M366-372, 2001. PMID 11382797 〈日本語版はhttp://www.nutri.co.jp/nutrition/keywords/ch1-5/keyword6/を参照〉
4)Sargento L, et al:Nutritional status of geriatric outpatients with systolic heart failure and its prognostic value regarding death or hospitalization, biomarkers and quality of life. J Nutr Health Aging 17(4) : 300-304, 2013. PMID 23538649

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?