文献詳細
文献概要
みるトレ Special・27
よくローマ法王とかが持ってるアレは?
著者: 忽那賢志1
所属機関: 1国立国際医療研究センター 国際感染症センター 国際感染症対策室
ページ範囲:P.349 - P.352
文献購入ページに移動患者:75歳、男性
現病歴:20年前に「皮膚筋炎」と診断され、現在はプレドニゾロン20mg/日で加療中。3日前から徐々に増悪してきた「労作時呼吸困難」を主訴に、救急外来を受診した。
身体所見:血圧124/80mmHg、脈拍数82回/分、呼吸数14回/分、体温36.2℃、SpO298%(室内気)。呼吸音に異常なく、そのほかにも特に異常所見を認めなかった。
検査所見:胸部X線にて「腫瘤影」がみられたため、精査のため胸部CTを撮影したところ、右肺野に空洞を伴う「結節影」がみられた(図1)。入院のうえ、気管支鏡検査が行われ、気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage:BAL)液が採取されたため、グラム染色を行ったところ、図2のような所見が得られた。
現病歴:20年前に「皮膚筋炎」と診断され、現在はプレドニゾロン20mg/日で加療中。3日前から徐々に増悪してきた「労作時呼吸困難」を主訴に、救急外来を受診した。
身体所見:血圧124/80mmHg、脈拍数82回/分、呼吸数14回/分、体温36.2℃、SpO298%(室内気)。呼吸音に異常なく、そのほかにも特に異常所見を認めなかった。
検査所見:胸部X線にて「腫瘤影」がみられたため、精査のため胸部CTを撮影したところ、右肺野に空洞を伴う「結節影」がみられた(図1)。入院のうえ、気管支鏡検査が行われ、気管支肺胞洗浄(bronchoalveolar lavage:BAL)液が採取されたため、グラム染色を行ったところ、図2のような所見が得られた。
参考文献
1)Cornillet A, et al : Comparison of epidemiological, clinical, and biological features of invasive aspergillosis in neutropenic and nonneutropenic patients ; a 6-year survey. Clin Infect Dis 43(5) : 577-584, 2006. PMID 16886149
2)Maertens J, et al : Bronchoalveolar lavage fluid galactomannan for the diagnosis of invasive pulmonary aspergillosis in patients with hematologic diseases. Clin Infect Dis 49(11) : 1688-1693, 2009. PMID 19886801
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