文献詳細
文献概要
特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38 【各論】
18 限局性筋炎
著者: 宇井睦人1
所属機関: 1順天堂大学 緩和医療学研究室
ページ範囲:P.549 - P.549
文献購入ページに移動gestalt 世界的に約200例の報告があり1)、「血中クレアチンキナーゼの上昇」と「筋痛」を認めることは多発性筋炎(polymyositis:PM)と同様であるが、罹患筋の分布が大きく異なる。「頸筋」「咬筋」「腹筋」「舌」などの報告があり、寄生虫・スピロヘータによるものもあるが、特発性で自然軽快する予後良好な症例も多い疾患である。
参考文献
1)Ghirardello A, et al : New insights in myositis-specific autoantibodies. Curr Opin Rheumatol 30(6) : 614-622, 2018. PMID 30234722
2)Auerbach A, et al : Focal myositis ; a clinicopathologic study of 115 cases of an intramuscular mass-like reactive process. Am J Surg Pathol 33(7) : 1016-1024, 2009. PMID 19363438
掲載誌情報