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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻5号

2019年05月発行

文献概要

特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38 【各論】

24 cervical angina(偽狭心症)

著者: 岩城聡子1 志水太郎1

所属機関: 1獨協医科大学病院 総合診療科

ページ範囲:P.555 - P.555

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gestalt 「狭心症に似た胸痛」というゲシュタルトだが、症状の原因は頸椎の神経根圧迫と定義される。部位はC5-6やC6-7の頻度が高く、MRIや椎間板造影で診断される。異型狭心症を含む冠動脈疾患や精神的な要因の除外が必要。「偽狭心症」とも呼ばれる。治療法は、頸部の牽引や理学療法、NSAIDsや筋弛緩薬、脊椎手術である。

参考文献

1)Jacobs B : Cervical angina. NY State J Med 90(1) : 8-11,1990. PMID 2296405
2)Wells P : Cervical angina. Am Fam Physician 55(6) : 2262-2264,1997. PMID 9149653

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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