文献詳細
文献概要
特集 一般外来で診断できたら「えっへん!」な疾患38 【各論】
30 円回内筋症候群
著者: 西信俊宏1
所属機関: 1獨協医科大学病院 総合診療科
ページ範囲:P.561 - P.561
文献購入ページに移動gestalt 円回内筋・浅指伸筋・Struthers靭帯・上腕二頭筋腱膜などの肘内側の軟部組織による「正中神経絞扼疾患」である。50代に多く、女性は男性の4倍罹患頻度が高い。正中神経絞扼疾患の約9%を占める(図1)1)。しばしば「手根管症候群」との鑑別が必要となる(表1)。
参考文献
1)Gessini L, et al : Entrapment neuropathies of the median nerve at and above the elbow. Surg Neurol 19(2) : 112-116, 1983. PMID 6845137
2)Lee MJ, et al : Pronator syndrome and other nerve compressions that mimic carpal tunnel syndrome. J Orthop Sports Phys Ther 34(10) : 601-609, 2004. PMID 15552706
掲載誌情報