文献詳細
文献概要
What's your diagnosis?[198]
今日の選手の成績は良? 不良?
著者: 八百脩平1 高岸勝繁1
所属機関: 1京都岡本記念病院総合診療科
ページ範囲:P.632 - P.636
文献購入ページに移動病歴
患者:82歳、男性
主訴:労作時呼吸苦
現病歴:来院1カ月前頃から、労作時のふらつきを自覚した。来院2週間前より、徐々に、労作時呼吸苦、ふらつきの増悪を認め、近医を受診した。近医での血液検査で、Hb4.8g/dLと低下を認めたため、精査加療目的に当院紹介受診となった。
ROS(review of systems):
(+):体重増加(1週間で4kg)
(-):悪寒戦慄、発熱、胸痛、呼吸器症状、消化器症状(血便・黒色便含む)、関節痛、しびれ、筋力低下
既往歴:糖尿病。40歳頃に境界型糖尿病と指摘されたが、運動療法で改善した。来院2年前頃より血糖上昇傾向にあり、内服加療が再開となり、来院2週間前よりインスリン加療に変更された。
薬剤歴:なし。インスリンアスパルト(ノボラピッド®毎食前2単位)。
アレルギー歴:なし。
嗜好歴:なし。
患者:82歳、男性
主訴:労作時呼吸苦
現病歴:来院1カ月前頃から、労作時のふらつきを自覚した。来院2週間前より、徐々に、労作時呼吸苦、ふらつきの増悪を認め、近医を受診した。近医での血液検査で、Hb4.8g/dLと低下を認めたため、精査加療目的に当院紹介受診となった。
ROS(review of systems):
(+):体重増加(1週間で4kg)
(-):悪寒戦慄、発熱、胸痛、呼吸器症状、消化器症状(血便・黒色便含む)、関節痛、しびれ、筋力低下
既往歴:糖尿病。40歳頃に境界型糖尿病と指摘されたが、運動療法で改善した。来院2年前頃より血糖上昇傾向にあり、内服加療が再開となり、来院2週間前よりインスリン加療に変更された。
薬剤歴:なし。インスリンアスパルト(ノボラピッド®毎食前2単位)。
アレルギー歴:なし。
嗜好歴:なし。
参考文献
1)Bernard C, et al : Thymoma associated with autoimmune diseases ; 85 cases and literature review. Autoimmun Rev 15(1) : 82-92, 2016. PMID 26408958 〈胸腺腫による自己免疫疾患のレビュー〉
2)郡山暢之,他:浸潤型胸腺腫の経過中に1型糖尿病を発症した1例.糖尿病49(12):935-940, 2006. 〈胸腺腫と1型糖尿病合併の日本からの症例報告〉
3)Good RA : Agammaglobulinemia ; a provocative experiment of nature. Bull Univ Minn Hosp Med Found 26 : 1-19, 1954. 〈Good症候群の最初の報告〉
4)越智薫,他:赤芽球癆を合併したGood症候群の1切除例.日呼外会誌32(2) : 232-237, 2018. 〈本文中に日本国内でのGood症候群についてまとめられている〉
掲載誌情報