icon fsr

文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻6号

2019年06月発行

文献概要

投稿 総合診療病棟

短期間に敗血症と急性呼吸不全を繰り返した1例

著者: 木村友美1 小林真紀1 五十嵐朗1 井上純人1

所属機関: 1山形大学医学部附属病院第1内科

ページ範囲:P.742 - P.745

文献購入ページに移動
CASE
患者:70歳、男性。
主訴:発熱、全身倦怠感。
既往歴:45歳より2型糖尿病、58歳よりインスリン療法を行っている。58歳:狭心症。65歳:右下肢蜂窩織炎。
現病歴:起床後より発熱と全身倦怠感が続くため、同日15時に救急車で来院した。

参考文献

1)野川深雪,他:インスリン自己注射部位に腹部多発性膿瘍を認めた糖尿病の1例.プラクティス20(4) : 463-466, 2003.
2)今村秀基,他:インスリン自己注射部位の非クロストリジウム性ガス壊疽に高圧酸素療法(HBO)併用が著効した1例.糖尿病42(3) : 209-213, 1999.
3)Salzer HJ, et al:Severe community-acquired bloodstream infection with acinetobacter ursingii in person who injects drugs. Emerg infect Dis 22(1) : 134-137, 2016. PMID 26689082
4)田中睦郎,他:静注薬物常用者における感染性心内膜炎の一例.日集中医誌 20(1) : 29-33, 2013.
5)朝倉俊成,他:インスリンカートリッジ内への空気混入が製剤の濃度および注射器の注入精度に与える影響について—注射針をつけたまま保管した場合の悪影響.糖尿病50(12) : 877-882, 2007.
6)山本昌弘,他:インスリン自己注射患者のバイアル内細菌汚染.日農医誌41(5) : 1038-1041, 1993.
7)吉田哲也,他:血液透析患者に合併したβ溶血性G群連鎖球菌によるtoxic shock-like syndromeの1症例.透析会誌37(8) : 1651-1657, 2004.
8)生方公子,他:C群およびG 群溶血性レンサ球菌による侵襲性感染症についてのアンケート調査.感染症誌80(5) : 480-487, 2006.
9)三好和康,他:G群溶血性連鎖球菌菌血症104症例の臨床的特徴および市中発症群と院内発症群の臨床的特徴の比較.感染症誌91(4) : 553-557, 2017.
10)Hudson LD, et al:Clinical risks for development of the acute respiratory distress syndrome. Am J Respir Crit Care Med 151(2 Pt 1) : 293-301,1995. PMID 7842182
11)O'Donnell AE, et al:Pulmonary complications of intravenous drug abuse ; experience at an inner-city hospital. Chest 94(2) : 251-253, 1988. PMID 3396399

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?