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肺炎の治療中に突然出現した胆石
著者: 手塚綾乃1 肥後建樹郎1 大石充2
所属機関: 1鹿児島赤十字病院循環器科 2鹿児島大学大学院 心臓血管・高血圧内科学
ページ範囲:P.747 - P.748
文献購入ページに移動患者:85歳、男性。
現病歴:腹部大動脈瘤に対する人工血管置換術後で、外来加療中であった。発熱と咳嗽で外来受診され、胸部X線および胸部CTにて右下葉に浸潤影を認め、急性肺炎の診断で入院。セフトリアキソン2g/日の経静脈投与を開始した。入院時のCTで胆道系に特に異常は見られなかった(図1ⓐ、ⓑ)。いったんは解熱傾向を示し、CRPも改善傾向であったが、第5病日に39℃の発熱がみられ、CRPも再上昇した。胸部X線および胸部CTで入院時に認めた右下葉の浸潤影は、改善傾向であった。
一方、CTとエコーにて、胆囊に、入院時には認めなかった胆泥および胆石を認めた(図2ⓐ、ⓑ)。
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