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#総合診療
#書評:こんなときオスラー—『平静の心』を求めて
著者: 中西重清1
所属機関: 1中西内科
ページ範囲:P.861 - P.861
文献購入ページに移動 私が本書の書評を書くにふさわしい人間かどうかわからないが、開業医の立場から解説する。ウィリアム・オスラーの『平静の心—オスラー博士講演集(Aequanimitas)』(医学書院、2003)は名著であるが、難解である。精読したいとは思うが、数ページで挫折してしまうのは私だけではないかもしれない。そこで、3人の“オスラリアン”(オスラー伝道医師)が、わかりやすく実例を交えて解説し、臨床現場で平易に活用できる1冊としたのが、『こんなときオスラー『平静の心』を求めて』である。
8章(「臨床上の葛藤—医師と患者のはざまで」「日々の勉学の中で」「教師と生徒」「進むべき道への迷い」「理想の医師像を求めて」「人生と平和と愛と」「付録」「オスラーの生涯と言葉」)で構成され、いつでも、どこからでも、気になったところから読める。臨床に悩んだ時に探しやすい構成になっている。この厚さなら軽いので寝転んでも読めるし、急患が来たら読み止めることもできる。もうあなたは、『平静の心』を仮眠用の枕にしなくてもよいのである。なんて斬新な試みだろう。
8章(「臨床上の葛藤—医師と患者のはざまで」「日々の勉学の中で」「教師と生徒」「進むべき道への迷い」「理想の医師像を求めて」「人生と平和と愛と」「付録」「オスラーの生涯と言葉」)で構成され、いつでも、どこからでも、気になったところから読める。臨床に悩んだ時に探しやすい構成になっている。この厚さなら軽いので寝転んでも読めるし、急患が来たら読み止めることもできる。もうあなたは、『平静の心』を仮眠用の枕にしなくてもよいのである。なんて斬新な試みだろう。
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