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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・31
Woman from the South「いつ・どこで」が診断の鍵!
著者: 野崎由迅1 石井隆弘1 嵩原安彦1 徳田安春2
所属機関: 1沖縄協同病院総合内科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.862 - P.866
文献購入ページに移動患者:20代、女性。
主訴:発熱、咽頭痛、嘔吐。
現病歴:
●X年10月26日:発熱、咽頭痛、下痢が出現した。下痢は1回で、その後は持続しなかった。
●10月29日:40℃まで熱が上がり、頭痛、鼻汁、咳が出現し、3回嘔吐した。
●10月30日:症状が改善しないため、当院救急外来を受診した。
review of systems(主なもの):
●ROS(+):発熱、食欲不振、頭痛、鼻汁、咳、咽頭痛、悪心・嘔吐、下痢(1度のみ)。
●ROS(-):皮疹、関節痛、リンパ節腫脹、喀痰、腹痛、血便、頻尿、排尿時痛。
既往歴・薬剤歴・アレルギー歴:なし。
嗜好歴:飲酒は機会飲酒程度、喫煙歴はなし。
患者情報:国籍はネパールで、日本語学校の学生。
シックコンタクトなし、動物接触歴なし。
海外渡航歴:カトマンズで生活していた。
●X年10月22日:ネパールのカトマンズから中国の昆明に移動し、1泊した。調理された鶏肉と野菜を食べ、ペットボトルに入った水を飲んだ。
●10月23日:昆明から沖縄に移動した。
●その他の海外渡航歴はなし。
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