総合診療29巻8号

2019年08月発行

特集 —ノーモア見逃し—日常の検査と画像に潜むピットフォール 【検査結果での落とし穴と限界】

血糖関連の検査

著者： 片岡仁美¹

所属機関： ¹岡山大学大学院医歯薬学総合研究科地域医療人材育成講座/総合内科

ページ範囲：P.940 - P.943

　本稿では、糖尿病関連の検査として頻用されるHbA1cとCペプチドを中心に概説する。

参考文献

1）日本糖尿病学会（編・著）：糖尿病治療ガイド2018-2019．文光堂，2018.

2）今川彰久，他：1型糖尿病調査研究委員会報告—劇症1型糖尿病の新しい診断基準．糖尿病55（10） : 815-820, 2012.

3）Radin MS : Pitfalls in hemoglobin A1c measurement ; when results may be misleading. J Gen Intern Med 29（2） : 388-394, 2014. PMID 24002631

4）古賀正史，他：人間ドック受診時にHbA1cの異常低値を契機に発見した異常ヘモグロビン5例の解析．糖尿病 56（11） : 841-848, 2013.

5）Jones AG, et al : The clinical utility of C-peptide measurement in the care of patients with diabetes. Diabet Med 30（7） : 803-817, 2013. PMID 23413806

6）小比賀美香子，他：糖尿病に関する臨床検査．Hospitalist 6（2） : 6368-6378, 2018.