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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻9号

2019年09月発行

文献概要

特集 “ヤブ化”を防ぐ!—外来診療 基本の(き) 【コモンディジーズに対する標準的診療】

❹上気道炎

著者: 宮里悠佑1

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター

ページ範囲:P.1066 - P.1068

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◦かぜ患者を正しく「かぜ」と診断すること。そのためには、かぜの典型例を知り、「かぜに似た別の疾患」を正しく除外することが重要である。かぜとかぜに似た別の疾患を見分けるには、「のど」「鼻」「下気道」の症状を明確に分けて聴取する。
◦かぜに抗菌薬は処方しない。かぜの治療は、対症療法と「説明」の処方。
◦バイタルサインやgeneral appearanceから「敗血症」を疑った場合は、すぐに紹介。

参考文献

1)岸田直樹:誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた—重篤な疾患を見極める!.医学書院,2012.
2)山本舜悟:かぜ診療マニュアル 第2版.日本医事新報社,2017.
3)Bennett JE, et al : Mandell, Douglas, and Bennett's Principles and Practice of Infectious Diseases. 8th edition. Saunders, Philadelphia, 2014.
4)American College of Chest Physicians/Society of Critical Care Medicine Consensus Conference ; Definitions for sepsis and organ failure and guidelines for the use of innovative therapies in sepsis. Crit Care Med 20(6) : 864-874, 1992. PMID 1597042
5)Singer M, et al : The third international consensus Definitions for Sepsis and Septic Shock(Sepsis-3). JAMA 315(8) : 801-810, 2016. PMID 26903338

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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