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文献詳細

雑誌文献

総合診療29巻9号

2019年09月発行

文献概要

特集 “ヤブ化”を防ぐ!—外来診療 基本の(き) 【コモンディジーズに対する標準的診療】

⓬下痢

著者: 中野弘康1

所属機関: 1大船中央病院 内科

ページ範囲:P.1092 - P.1094

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患者の訴える“下痢”が医療者の理解する“下痢”と必ずしも同じではないことがあり、詳細な病歴聴取が求められる。下痢の性状と持続期間に注目する。「急性下痢」の大半が自然寛解しうる感染性腸炎であるため、いきなりの抗菌薬投与は御法度。一方、「慢性下痢」は感染症以外の原因がほとんどである。

参考文献

1)藤田芳郎:胃腸炎は難しい.Medicina 42(6) : 1020-1023, 2005.
2)山中克郎,他:かんかんかん to 鑑別診断—キーワードから展開するカンタン診断術!.金原出版,2018.
3)Shane AL, et al:2017 Infectious Diseases Society of America Clinical practice guidelines for the diagnosis and management of infectious diarrhea. Clin Infect Dis 65(12):e45-80, 2017. PMID 29053792 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5850553/
4)Farthing M, et al : World Gastroenterology Organisation Global Guidelines;Acute diarrhea in adults and children ; a global perspective. 2012. http://www.worldgastroenterology.org/guidelines/global-guidelines/acute-diarrhea/acute-diarrhea-english
5)山本舜悟:「胃腸炎」は危険な病名!/熱がなくても…….Medicina 46(9) : 1414-1417, 2009. 〈文献1・5はクリニカルパールにあふれており、胃腸炎患者を診る医師(すなわち、ほとんどすべての内科医)に一読を勧めたい〉

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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