文献詳細
文献概要
みるトレ Special・33
この陰囊が目に入らぬか!!
著者: 忽那賢志1
所属機関: 1国立国際医療研究センター 国際感染症センター国際感染症対策室
ページ範囲:P.1127 - P.1130
文献購入ページに移動患者:30歳台、男性。ネパール人。
主訴:左陰囊腫大
現病歴:8カ月前から左の陰囊が腫大していることを自覚し、近医を受診した。穿刺が行われたが改善がなく、当院を紹介受診した。
既往歴:特記事項なし
アレルギー:なし
海外渡航歴・居住歴:ネパールのダパという地方都市で出生し、2年前まで暮らしていた。その後、日本に移住し、外国人居住者として、現在は新宿区に住んでいる。過去2年間は、ネパールへの渡航歴はない。
身体所見:左陰囊腫大を認める(図1)。
血液検査:好酸球増多は認めない。ある疾患が疑われ、夜間に採血を行ったところ、全血のギムザ染色にて図2のような所見が認められた。
主訴:左陰囊腫大
現病歴:8カ月前から左の陰囊が腫大していることを自覚し、近医を受診した。穿刺が行われたが改善がなく、当院を紹介受診した。
既往歴:特記事項なし
アレルギー:なし
海外渡航歴・居住歴:ネパールのダパという地方都市で出生し、2年前まで暮らしていた。その後、日本に移住し、外国人居住者として、現在は新宿区に住んでいる。過去2年間は、ネパールへの渡航歴はない。
身体所見:左陰囊腫大を認める(図1)。
血液検査:好酸球増多は認めない。ある疾患が疑われ、夜間に採血を行ったところ、全血のギムザ染色にて図2のような所見が認められた。
参考文献
1)Centers for Disease Control and Prevention : Biology-Life Cycle of Wuchereria bancrofti. https://www.cdc.gov/parasites/lymphaticfilariasis/biology_w_bancrofti.html (2019年8月5日現在)
2)Takaya S, et al : Hydrocele due to Wuchereria bancrofti Infection. Intern Med 58(6) : 897, 2019. PMID 30449772
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