文献詳細
文献概要
オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・46
妊婦が外来に来た時
著者: 村上脩斗1 福地真寿美1 嘉陽真美2 徳田安春3
所属機関: 1沖縄協同病院 2沖縄協同病院産婦人科 3臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1276 - P.1279
文献購入ページに移動患者:36歳、女性。
主訴:息苦しさ、動悸。
現病歴:今回初めての妊娠。妊娠17週時に、近医より当院での分娩希望で紹介初診。以降、定期妊婦健診を受診しており、胎児発育も順調で、母体の体調も問題なかった。
妊娠35週3日:妊婦健診で羊水過多を指摘された。胎児奇形などは認めず。
妊娠35週4日:21時頃「息苦しくて横になれない」「動悸と冷汗もある」と本人から病院へ電話連絡あり。タクシーでの受診を促したが結局自家用車を運転し、1人で救急室を受診。
既往歴:特記すべき既往歴なし。
嗜好歴:喫煙、飲酒なし。
内服歴:なし。
家族歴:高血圧の父が脳出血で12年前に死去。
生活歴:会社員(事務職)。既婚。夫も会社員で夜勤が多く、帰宅は深夜1時。2世帯住宅で、1階に本人の母親、2階に患者夫妻が居住。
参考文献
掲載誌情報