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文献概要
55歳からの家庭医療 Season 2|明日から地域で働く技術とエビデンス・35
—家庭医療における「回復」の構造❷—FOUR FACES of PATIENTS
著者: 藤沼康樹1
所属機関: 1医療福祉生協連 家庭医療学開発センター
ページ範囲:P.1285 - P.1287
文献購入ページに移動 前回紹介したMillerら1)の論文では、患者の「回復」はどのように生じているのか、注目すべき要点がいくつかあげられていました。それは、必ずしも治療や看護によってもたらされるのではなく、医療現場で起こるのでもない。「さまざまな場と関係性の中で生じる」とMillerらは示し、回復が起こりやすい環境を「healing landscapes」と呼んでいます。
では、どうすれば、そのような環境を創出できるのでしょうか? 今回は、Millerらの示唆のなかで、実地臨床上、私自身が頭に置いておきたいことを、以下にあげてみます。
では、どうすれば、そのような環境を創出できるのでしょうか? 今回は、Millerらの示唆のなかで、実地臨床上、私自身が頭に置いておきたいことを、以下にあげてみます。
参考文献
1)Miller W, et al : Healing landscapes ; patients, relationships, and creating optimal healing places. J Altern Complement Med 11(s1) : s41-49, 2005. PMID 16332186
2)落合陽一:デジタルネイチャー—生態系を為す神化した計算機による侘と寂.PLANETS/第二次惑星開発委員会,2018.
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