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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・47
3度目の正直—検査2回陰性後も発熱が続く濃厚接触者
著者: 佐東征記1 松平綾2 川妻由和23 徳田安春4
所属機関: 1琉球大学病院 総合臨床研修・教育センター(初期研修部門) 2琉球大学病院 救急部 3琉球大学病院 沖縄県地域医療支援センター 4臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.1383 - P.1387
文献購入ページに移動患者:63歳、男性。
主訴:発熱。
現病歴:当科受診14日前に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)確定患者と接触。5日前より38.2℃の発熱が出現した。4日前に保健所に相談、濃厚接触者として指定医療機関で鼻咽頭スワブによる新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)遺伝子検査(PCR)が実施され、結果は陰性であった。3日前より乾性咳嗽、軽度頭痛、筋肉痛、下痢などの症状が出現した。下痢は1日で消失したがその他の症状が持続していたため、受診前日に2度目のPCR検査が実施され、結果は陰性であった。本日も症状が持続しているため当院救急外来を受診した。
既往歴:特記すべき既往歴なし。
内服薬:なし。
生活歴:喫煙歴:なし。飲酒:缶ビール1本/日。
アレルギー歴:食物なし。薬剤なし。
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