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投稿 GM Clinical Pictures
数週間続く発熱のみで炎症反応陰性
著者: 岡本楓12 酒泉裕13 矢部正浩1 大原浩司4 佐藤晶4
所属機関: 1新潟市民病院 総合診療内科 2横浜市立大学附属市民総合医療センター 脳神経外科 3下越病院 総合診療科 4新潟市民病院 脳神経内科
ページ範囲:P.1545 - P.1547
文献購入ページに移動患者:80歳台、女性。主訴は発熱。
現病歴:急性発症の下痢、腹痛、発熱で救急搬送され、他院に入院して感染性胃腸炎と診断された。抗菌薬レボフロキサシン点滴静注6日間の投与で自覚症状は消失した。入院直後の一過性の記憶障害あり。1週間後に再び発熱し、発症2週間後に当院に転院。動物接触歴なし。
既往歴:糖尿病、糖尿病網膜症。
身体所見:体温38.8℃、血圧134/90mmHg、脈拍数86回/分、SpO2 99%(室内気)、一般身体診察に異常なし、GCS(Glasgow Coma Scale)E4V5M6、ADLに問題なし。
検査所見:WBC 4,520/μL、CRP 0.03mg/dL、ESR 26mm/hr、HbA1c 6.7%。その他に異常所見なし。
画像検査:経胸壁心エコーと胸腹骨盤下肢造影CTは異常なし。前医頭部単純MRI(図1)。
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