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オール沖縄!カンファレンス|レジデントの対応と指導医の考えVer.2.0・38
すべては性器出血から始まった。
著者: 湧川朝雅1 島袋大河1 杉田周一1 徳田安春2
所属機関: 1沖縄県立宮古病院総合診療科 2臨床研修病院群プロジェクト群星沖縄センター
ページ範囲:P.220 - P.224
文献購入ページに移動患者:15歳、女性(中学3年生、帰宅部)。
主訴:発熱、皮疹、口内炎。
現病歴:5カ月前から不正性器出血が出現し、産婦人科通院中。3カ月前から軟便が続いており、血便や腹痛は認めなかった。1週間前から発熱、口内炎が出現し、食思低下があり、数日前に右下腿に痛みのある皮疹に気づき、近医を受診され、1週間持続する発熱と有痛性皮疹で当院に紹介となった。
ROS(+):倦怠感あり、体重減少あり(3カ月で5kg減)。
ROS(-):上気道・下気道症状なし、腹痛や血便や黒色便なし、尿路感染症症状なし、関節痛なし、sick contactなし、日光過敏や蝶形紅斑なし、脱毛なし、Raynaud現象なし。
既往歴:機能性性器出血(5カ月前〜)、鉄欠乏性貧血、手術歴なし。
内服薬:デュファストン®5mg 10日間2周期。
生活歴:両親、妹と同居。飲酒歴や喫煙歴なし。海外渡航歴やペットなし。
生理・妊娠:内服薬で月経周期は整っている。最終月経は入院12日前から5日間。
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