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文献概要
特集 これではアカンで!こどもの診療—ハマりがちな11のピットフォール 【各論】
—❻昼か夜/休日かで大違い!?—「けいれん」への救急対応の心得
著者: 染谷真紀1
所属機関: 1兵庫県立こども病院 救急総合診療科
ページ範囲:P.304 - P.309
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「けいれんが止まらない」「意識障害がよくならない」時は
患者:1歳2カ月、女児
既往歴:特になし
家族歴:3歳の兄に熱性けいれんあり
現病歴:5日前から咳・鼻汁、2日前から発熱を認めたため、近医を受診し「上気道感染症」と診断され対症療法となっていた。その後も熱は続き、徐々に活気が乏しくなり、食欲も低下していたが、水分は摂取していた。自宅で寝ている際に、全身性強直間代けいれんが突然出現し、救急搬送された。
来院時、けいれんが持続していたためミダゾラムを静注するもけいれんは持続し、再度ミダゾラムを投与したが止痙は得られなかった。迅速血糖検査で30mg/dLと低値であったため、ブドウ糖の投与を行ったところ止痙を得た。
「けいれんが止まらない」「意識障害がよくならない」時は
患者:1歳2カ月、女児
既往歴:特になし
家族歴:3歳の兄に熱性けいれんあり
現病歴:5日前から咳・鼻汁、2日前から発熱を認めたため、近医を受診し「上気道感染症」と診断され対症療法となっていた。その後も熱は続き、徐々に活気が乏しくなり、食欲も低下していたが、水分は摂取していた。自宅で寝ている際に、全身性強直間代けいれんが突然出現し、救急搬送された。
来院時、けいれんが持続していたためミダゾラムを静注するもけいれんは持続し、再度ミダゾラムを投与したが止痙は得られなかった。迅速血糖検査で30mg/dLと低値であったため、ブドウ糖の投与を行ったところ止痙を得た。
参考文献
1)日本小児神経学会:熱性けいれん診療ガイドライン2015.診断と治療社,2015. https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=33 〈熱性けいれんの初期対応・治療・予防に関して記載されている。p.335〉
2)日本小児神経学会:小児けいれん重積治療ガイドライン2017.診断と治療社,2017. https://www.childneuro.jp/modules/about/index.php?content_id=36 〈けいれん重積時の対応・治療に関して記載されている。p.335〉
3)笠井正志,他(編著):HAPPY! こどものみかた 第2版.日本医事新報社,2016. 〈けいれん時の病歴聴取や身体診察に関して記載されている。p.334〉
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