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特集 誌上Journal Club—私を変えた激アツ論文 【臨床編】
臨床薬学|プラセボをしっかり飲むだけでリスクが減るとはどういうことか!?—薬剤効果の「多因子性」と「極小性」を垣間見た瞬間
著者: 青島周一1
所属機関: 1医療法人社団徳仁会 中野病院 薬局
ページ範囲:P.553 - P.555
文献購入ページに移動❶激アツ論文との出会い
同じ薬を服用したとしても、ある人に対しては小さな効果しか実感できず、別の人に対しては大きな効果が実感されるということは稀ではありません。こうした効果のばらつきは、疾患の重症度やプラセボ効果によるものだろうと漠然と考えており、特に関心を向けたことはありませんでした。
同じ薬を服用したとしても、ある人に対しては小さな効果しか実感できず、別の人に対しては大きな効果が実感されるということは稀ではありません。こうした効果のばらつきは、疾患の重症度やプラセボ効果によるものだろうと漠然と考えており、特に関心を向けたことはありませんでした。
参考文献
1)Finniss DG, et al : Biological, clinical, and ethical advances of placebo effects. Lancet 375(9715):686-695, 2010. PMID 20171404
2) Patrick AR, et al:The association between statin use and outcomes potentially attributable to an unhealthy lifestyle in older adults. Value Health 14(4) : 513-520, 2011. PMID 21669377
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