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文献詳細

雑誌文献

総合診療30巻5号

2020年05月発行

文献概要

特集 誌上Journal Club—私を変えた激アツ論文 【教養編】

薬剤経済学|「医療費を安くしろ!」ではなく「オカネは効き目に見合ってる?」を—医療とオカネの話

著者: 五十嵐中12

所属機関: 1横浜市立大学医学群 健康社会医学ユニット 2東京大学大学院 薬学系研究科・薬学部 医療政策学

ページ範囲:P.567 - P.571

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❶激アツ論文との出会い
 筆者が「薬剤経済学(pharmacoeconomics)」に初めて触れたのは2001年、薬学部4年生の時であった。そこから数えれば、すでに19年経つが、そのうち少なくとも7割程度、2014〜2015年あたりまでは、薬剤経済学は名実ともに“日陰者”の領域だった。
 「1カ月でも1日でも長生きできるなら、それを目指すのが医療というもの」「医療でオカネの話をするのは非倫理的だ」「人は人、うちはうち。海外ではオカネの話ができても、情に厚い日本では馴染まない」「人命は地球より重い」…。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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