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特集 誌上Journal Club—私を変えた激アツ論文 【教養編】
文化人類学|あなたはなぜ、その存在を「信じ」られるのか?—自明な“大きなもの”を問え
著者: 磯野真穂1
所属機関: 1慶應大学大学院 健康マネジメント学科
ページ範囲:P.577 - P.580
文献購入ページに移動❶激アツ論文との出会い
幼い頃から、訳知り顔の人が苦手だった。訳知り顔の人は、政治のことから、近所のいざこざ、時には動物の考えていることや、宇宙の仕組みまで、何でも知っているふうに話す。そういう“ふう人”は、いつも説明ばかりしていて、なぜかたいてい声が大きい。
幼い頃から、訳知り顔の人が苦手だった。訳知り顔の人は、政治のことから、近所のいざこざ、時には動物の考えていることや、宇宙の仕組みまで、何でも知っているふうに話す。そういう“ふう人”は、いつも説明ばかりしていて、なぜかたいてい声が大きい。
参考文献
1)Freeman Dyson 2006/柴田裕之(訳):叛逆としての科学—本を語り,文化を読む22章.みすず書房,2008.
2)棚橋訓:ナショナリズム・国家論 ベネディクト・アンダーソン(Benedict Anderson).岸上伸啓(編著):はじめて学ぶ文化人類学—人物・古典・名著からの誘い.pp.147-152,ミネルヴァ書房,2018.
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