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文献詳細

雑誌文献

総合診療30巻6号

2020年06月発行

文献概要

特集 下降期慢性疾患患者の“具合”をよくする—ジェネラリストだからできること! 【外来と在宅で診ている下降期慢性疾患】 3.進行した慢性腎臓病

❹薬物療法のコツ—降圧薬と利尿薬、高カリウム血症改善薬の使い方

著者: 辻憲二1 喜多村真治1 和田淳1

所属機関: 1岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科学

ページ範囲:P.710 - P.713

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 慢性腎臓病(chronic kidney disease:以下、CKD)の進行に伴って、腎予備能が低下するとともに、高血圧、浮腫、高カリウム血症、貧血など、さまざまな異常所見が顕在化しやすく、それぞれが腎障害の加速因子となりうる。腎予後の改善や心血管合併症予防の観点から、臨床所見や検査データを基に、それぞれの病態に対して食事療法や薬剤療法を行い、厳格に管理する。

参考文献

1)日本腎臓学会(編):エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018.東京医学社,2018.
2)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会(編):高血圧治療ガイドライン2019.ライフサイエンス出版,2019.
3)山口学:糖尿病に伴う低レニン血症の成因に関する研究.日内分泌会誌70(6) : 573-584, 1994.
4)日本透析医学会(編),他:2015年版日本透析医学会慢性腎臓病患者における腎性貧血治療のガイドライン.透析会誌49(2) : 89-158, 2016.
5)日本腎臓病薬物療法学会:腎機能低下時に最も注意が必要な薬剤投与量一覧. https://www.jsnp.org/docs/JSNP-yakuzai_dosing_32.pdf
6)薬剤性腎障害の診療ガイドライン作成委員会:薬剤性腎障害診療ガイドライン2016.日腎会誌58(4) : 477-555, 2016.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:2188-806X

印刷版ISSN:2188-8051

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