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特集 その倦怠感、単なる「疲れ」じゃないですよ!—筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群とミミック 【Ⅱ章】 ME/CFSミミックス—「疲労・倦怠感」を主訴に受診する患者さんたち
【膠原病・慢性炎症性疾患】「除外とは何か」も考えよう! 疲労・倦怠感の鑑別の難しさ
著者: 國松淳和1
所属機関: 1医療法人社団永生会 南多摩病院 総合内科・膠原病内科
ページ範囲:P.848 - P.851
文献購入ページに移動整形外科から紹介のあった40歳女性
患者:40歳、女性
主訴:手指の冷感
現病歴:数年前から、寒くなると手指が冷たくなることに気づいていた。手の神経の病気かと思い、今秋、整形外科(手の外科専門医)を受診した。しかし異常はなく、血行の問題ではないかと言われた。年明けにテレビ番組をみて「Raynaud」かもしれないと思ったので、膠原病内科を受診した。
膠原病内科では、診察で「Raynaudらしくない」と言われた。血液検査が行われ、抗核抗体をはじめすべて正常だった。患者は対処を求めたが、「Raynaudかもしれないが、特にやることはない。治らない」と言われてしょげてしまった。
その後もやはり冷感がつらいため、別の膠原病内科にもかかりたいと思い、今回の受診となった。
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