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特別増大特集 新型コロナウイルス・パンデミック—今こそ知っておきたいこと、そして考えるべき未来 [Ⅱ章] 実践報告:パンデミックにおける「総合診療」の役割
【病院】ICTも最大活用した総合診療医による「コミュニティホスピタル」の感染対策
著者: 近藤敬太12
所属機関: 1藤田医科大学 総合診療プログラム 2豊田地域医療センター 総合診療科、在宅部門
ページ範囲:P.49 - P.52
文献購入ページに移動幸いなことに、当地域は本稿執筆時点(2020年11月)では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大規模な流行が起きている地域ではないが、日本での流行が本格化した2020年2月頃から、流行地域における複数の病院で「院内感染」が報告され、病院機能を縮小せざるをえない事態が散見された。そこで当院でも、「感染からスタッフを守り、地域の医療体制を維持する」こと、また「当院がクラスターの発生源とならない」ために、総合診療医が中心になって新型コロナウイルス対応ICT(infection control team)委員会(以下、ICT委員会)を立ち上げ、さまざまな対策を講じてきた。筆者もその一員となり週1〜2回行ってきたICT委員会も、12月現在で50回を超える。本稿では今まで当院が講じてきた対策についてまとめ、読者のみなさんの今後の対策に少しでも役立てば幸いである。
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