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特別増大特集 新型コロナウイルス・パンデミック—今こそ知っておきたいこと、そして考えるべき未来 [Ⅱ章] 実践報告:パンデミックにおける「総合診療」の役割
【病院】永寿総合病院「院内アウトブレイク」における総合診療の役割を振り返る
著者: 池田啓浩1
所属機関: 1公益財団法人ライフ・エクステンション研究所付属 永寿総合病院 総合診療内科 診療部
ページ範囲:P.53 - P.55
文献購入ページに移動COVID-19院内感染から軽快した超高齢者の一例
患者:90歳、女性
既往歴:高血圧、変形性膝関節症
現病歴:両下肢浮腫を訴え、近医より紹介受診された。正球性貧血を認め、精査目的に入院。胃出血性ポリープが原因であった。症状軽快しリハビリ転院待ちであったが、病棟内で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)アウトブレイクがあり施行した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)PCR検査で陽性だった。一時はウイルス性肺炎を起こし状態が悪化したが、ナファモスタット投与などを行って回復し、自宅退院となった。
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