総合診療31巻1号

2021年01月発行

特別増大特集 新型コロナウイルス・パンデミック—今こそ知っておきたいこと、そして考えるべき未来 [Ⅳ章] 未来を展望する：新型コロナウイルスと共存する「社会」「医療」「人」のあり方

【シン春特別座談会】今こそ医療を「開疎」せよ！—“シン・ニホン”と“ウィズ・コロナ”

著者： 藤沼康樹¹ 安宅和人²³ 尾藤誠司⁴

所属機関： ¹医療福祉生協連 家庭医療学開発センター ²慶應義塾大学 環境情報学部 ³ヤフー株式会社 ⁴東京医療センター 総合内科・臨床研修科

ページ範囲：P.84 - P.95

　疫病は幾度も社会を変えてきた。では、新型コロナウイルス・パンデミックは、未来をどう変えるのか？　ヘルスケアシステムは、どう変わっていかねばならないか？　このパンデミック直前に『シン・ニホンーAI×データ時代における日本再生と人材育成』（NewsPicksパブリッシング、p.95）を上梓、日本の現状を冷徹に分析して新たな時代を力強く展望した安宅氏は、早々に「ウィズ・コロナ」という言葉を生み出した。氏は今、この国の医療をどう見ているのか？　それぞれ診療所・病院の最前線でパンデミックに対応してきた藤沼氏・尾藤氏が、安宅氏と現状を俯瞰し、未来を語り合った。（編集室）